2014年5月24日土曜日

野鳥の子育て応援(ヒナを拾わないで)キャンペーン

公益財団法人 日本野鳥の会


野鳥の子育ての季節、人によってヒナが保護されてしまうのを防ぐため、続けてきた当キャンペーン。今年で20回目を迎えますが、毎年、問い合わせが途絶えることがありません。
ヒナを保護することが、じつは良くないことだということを普及していくために、そしてこの活動が人と野生生物との関わりを考える機会になるよう、ご協力をお願いいたします。

ヒナを見つけたら・・・Q&A

4~7月には問い合わせが多数寄せられます。
その中からよくある質問と答えを一部、ご紹介します。
Q ヒナを見つけたときは、どうしたらよいのでしょうか?
A 巣立ち直後のヒナはあまり動きません。親鳥は人がヒナの近くにいると警戒して近づけないので、その場を去る方がよいでしょう。
Q ネコやカラスに食べられないでしょうか?
A 心配でしたら、ヒナを近くの茂みの中に移しましょう。親鳥は姿が見えなくても、ヒナの声で気づくことができます。
Q 人がヒナを育てることはできますか?
A たくさんの虫を与え続けるなどすれば、育てられることもあります。ただ、自然界では巣立ち後に親鳥と過ごすわずかな期間(1週間から1か月)に「何が食べ物で、何が危険か」などを学習してひとり立ちするので、人間によって育てられたヒナが自然の中で生きていけるとは限りません。
◎より詳しい情報はこちら
ケガをしているものや、希少種など、そのままにしておけないと判断される場合は、自治体などに相談してください。
◎自治体の連絡先はこちら

ポスター掲示のご協力をお願いします

(公財)日本鳥類保護連盟、NPO法人野生動物救護獣医師会と協力し、毎年約10万枚以上ポスターを制作、動物園や公園などに掲示をお願いしています。しかしまだ人の目に触れる機会が充分ではありません。お住まいの地域の掲示板や学校などで、貼っていただけるところがあれば連絡ください。必要部数をお送りします。また会のホームページからも、ダウンロードして印刷することも可能です。



ポスターをクリックすると印刷用PDFをダウンロードできます。(2.31MB)



キャンペーンポスター写真