2016年10月24日月曜日

ウミウの捕獲許可についての要望と神奈川県からの回答


2016年10月1日

神奈川県知事 黒岩祐治様
日本野鳥の会神奈川支部
支部長 鈴木茂也

  ウミウ(神奈川県準絶滅危惧種、城ヶ島での天然記念物)の捕獲許可について(要望)

 前略。日頃からの自然保護行政の推進について感謝しています。以下の要望を致しますので、ご検討をお願いします。

1. ウミウ(神奈川県準絶滅危惧種、城ヶ島での天然記念物)の捕獲許可を出さないで下さい。

2016年9月21日の神奈川県カワウ被害防除対策協議会作業部会において、ウミウの捕獲許可についての案件が、県自然環境保全課から突然提出されました。その趣旨としては、過去の相模川でのカワウ有害捕獲でウミウの混獲があったので、狩猟者への配慮のためウミウに捕獲許可を出すと自然環境保全課から提起されました。当会(日本野鳥の会神奈川支部)からは、ウミウの捕獲許可に関しては反対の意見を述べ、会議では結論には至りませんでした。
2016年9月30日に神奈川県自然環境保全課から、ウミウに捕獲許可を出す方針との連絡をいただきました。当会では、その件は神奈川県カワウ被害防除対策協議会の合意事項で無いので改めて反対と意見を述べました。カワウとウミウは、判別が難しいと考えます。しかし錯誤捕獲を前提にした、捕獲許可を出す事は大きな問題です。
神奈川県が個体数減少のウミウに対して、捕獲許可を出す事は強く反対します。

以上